DTPテクニック

Wordのセクション区切りに注意しよう

Wordで前後のページと体裁を変えたい場合、「セクション区切り」を使用します。
当社が販売している「Wordテンプレート」でも「セクション区切り」を使用しており、表紙~目次、本文、改訂履歴~奥付のヘッダー・フッターの体裁を変えています。
「セクション区切り」を意図せず消してしまった結果、
「ヘッダー・フッターが消えてしまった!!」
「ヘッダーが後ろの章と同じになってしまった!!」
といったトラブルが生じることがあります。
今回は、すでに設定されている「セクション区切り」を “消さない”ためのポイントを説明します。
 

セクション区切りの表示

「セクション区切り」などの編集記号が非表示になっている場合は、表示させます。
 

  1. 「ホーム」タブの「段落」グループにある「編集記号の表示/非表示」ボタンをONにする。

  2.  
    「セクション区切り」が表示されます。


     
    このレイアウトの場合、左側の「目次」のページにはヘッダーがありませんが、右側の「1 概要」のページにはヘッダーがあります。
    このように、「セクション区切り」を入れることによってヘッダーの体裁を変えていることが分かります。

 

セクション区切りの検索

セクション区切りが挿入されている場所を把握しておきます。

  1. 「ホーム」タブの「検索」ボタン右の▼をクリックし、「高度な検索」を選択する。

  2.  

     

  3. 「オプション」ボタンをクリックし、オプションを表示させる。
  4. 「ワイルドカードを使用する」にチェックを入れる。
  5. 「特殊文字」ボタンをクリックし、リストの中から「ページ/セクション区切り」を選択する。

  6.  

  7. 「次を検索」ボタンをクリックする。

     
    「ページ区切り」または「セクション区切り」が含まれるページにジャンプします。
  8.  

  9. 検索が終了するまで「次を検索」ボタンをクリックし、「ページ区切り」または「セクション区切り」が挿入されている場所を把握する。

 

セクション区切りを消してしまうと・・・

「セクション区切り」を消してしまうと、直後のセクションと同じ体裁に置き換わります。
例えば、セクション区切りによって本文ページを「ヘッダー・フッターあり」、裏表紙を「ヘッダー・フッターなし」にしていた場合、「セクション区切り」を削除すると本文ページのヘッダー・フッターもなくなります。

 
元の体裁に戻すためには、再度「セクション区切り」を設定し、手動でヘッダー・フッターを入れ直さなければなりません。
 
いかがでしたでしょうか?
●ヘッダー・フッターが消えてしまう原因は、「セクション区切り」を消してしまったから
●「セクション区切り」を消してしまうと、簡単には元の体裁に戻せない
●「セクション区切り」を消してしまわないためには、「セクション区切り」を表示させ、どこに挿入されているかをあらかじめ把握しておくことが大切
この3点を踏まえ、あらかじめ設定された体裁を崩さないように注意しましょう。

 
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