DTPテクニック

Illustratorスクリプトサンプル(1) ファイルを全て閉じる







Adobe Illustratorで使える便利なスクリプトをご紹介します。

 

概要

Adobe Illustratorで開いているファイルを、全て閉じるスクリプトです。
なお、編集中のファイルも確認なしに全て閉じられてしまいますので、ご利用の際は注意してください。

 

サンプルコード

if (app.documents.length > 0) {
	while (app.documents.length > 0){
		app.activeDocument.close(SaveOptions.DONOTSAVECHANGES);
	}
};
Note!
解説用に調整してありますので、当サイトからダウンロードできるサンプルコードとは異なります。あらかじめご了承ください。

・app.documents.length によって、Illustratorで開いているファイル数を取得します。
・while文によって、ファイルが1つ以上ある間は繰り返します。
・app.activeDocument.close() によって、
 アクティブになっている(開いている)ファイルを閉じます。
 その際、SaveOptions.DONOTSAVECHANGES というパラメーター設定によって、
 ファイルの編集中であっても、確認ダイアログを表示させることなく閉じます。

 

サンプルコードのダウンロード

次のリンクからサンプルコードをダウンロードできます。

ダウンロードはこちらから
Note!
当サイトからダウンロードしたサンプルによって生じた損害について、弊社は一切の責任を負いません。

 

使い方

インストール方法

1.上記のリンクからサンプルコード(ZIPファイル)をダウンロードする。
2.ダウンロードしたZIPファイルを展開(解凍)する。
3.展開してできた「CloseAll.jsx」というファイルを、Adobe Illustratorのスクリプトのフォルダーにコピーする。
 なお、スクリプトのフォルダーのアドレスは、Illustratorのバージョンなどによって異なります。
 (例)Adobe Illustrator CC 2017 の場合
 C:\Program Files\Adobe\Adobe Illustrator CC 2017\Presets\ja_JP\スクリプト

実行方法

Illustratorを起動させます。
(Illustratorがすでに起動しているときに上記3.のコピーを行った場合は、Illustratorの再起動が必要です)

メニューの「ファイル」に「スクリプト」という項目があり、その中に「CloseAll」が追加されているはずです。
「CloseAll」をクリックすると、開いている全てのファイルを閉じることができます。

Note!
編集中のファイルについても、確認ダイアログが表示されないまま保存されずに閉じるため、ご注意ください。


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